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【意見交換会】協力業者の方にとってITツールってどうなの??(後編)

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前編では地方の地場工務店や地場ゼネコンにおいてもDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが進み始めていることをお伝えしました。

今回はその後編として実際にDXを進める地場工務店の事例をご紹介いたします。

岡山市東区の株式会社小橋工務店もそんなDXに取り組む地場工務店の一つです。

 

株式会社小橋工務店

 

1945年(昭和20年)から続く小橋工務店はこれまでも多くの建築を世に送り出してきました。そこには長い歴史の中で培った多くの協力業者との良好な関係があります。

現在も約80社程度ある協力業社と密に情報共有・連携して建築工事を完成させていますが、その情報共有や情報管理を支えているのがPlaceOnです。

アナログ体質な協力業社の方でも実際に利用できているのがPlaceOnですが、それでも100%全員が利用できている状況ではありませんでした。

そこで小橋工務店ではPlaceOnでの情報共有がうまくいかない協力業社と「意見交換会」を開催し、PlaceOnに対して忌憚ない意見を集める場を設けました。そして弊社にも同席の依頼があり、喜んでお伺いいたしました。

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倉庫から出てきた大昔の定休日の札を片手に立つ小橋正浩社長。札によると過去には定休日が月に2日だけの頃もあったよう。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事前情報では約80社ほどの協力業社の内6名ほどがPlaceOnでやりとりできておらず、その方々にお集まりいただくとの事。

使えない理由はなんだろうか?と色々考えながら準備をして意見交換会に臨みました。

左官屋さん、建具屋さん、住設屋さんなど各業種の強者共が集結した意見交換会。小橋工務店の大谷さんの進行で会は穏やかに進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の当初の予測ではみなさん全く使えないのだろうと思っていたのですが、実際のところはなんと

みんな使えてた・使ってた。

 

という思いもよらない結果でした。

しかし課題は残ります。なぜ元請けとうまく連携できていなかったのか、、それは

  • 物件への協力依頼のメールが来た後先の作業が必要なのかと思った。
  • 画面に未読のアイコンがつくのかと思った。

など多くは誤解・勘違いといった理由によるものでした。

しかしこれは「な〜んだ、よかった、よかった」という話ではなく、PlaceOnの「誰でも使える」という、サービスが掲げるビジョンに合致していない訳ですからこれは大変な事です。そこからさらに踏み込んでPlaceOnについての感想をお願いすると

  • すぐに図面もダウンロードできるし、工程表も新しくなってるし正直特段の不満はない。
  • 他社のサービスを使うことを他の元請けから求められているが、それらよりも使いやすい。

という嬉しい意見と

  • 外ではスマホ利用が前提になるので、データ量が大きいと時間がかかったり、ギガの容量が気になったり
  • 既読通知があると嬉しいな

などの感想やご意見をいただきました。協力業社さんから元請けさんへPlaceOn運営の要望としてスキャンデータについてや図面枠の表示設定や順番についてなど諸々話し合い、意見交換会は無事終了しました。

元請けから協力業社への要望なども出てきて、双方の仕事の仕方などについて理解が深まる。忙しい中こういった会を開催できる関係性を維持できているのが素晴らしいこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

株式会社小橋工務店では社員・協力業社が一体となって、作品としての建物だけでなく仕事の進め方についてもしっかりと話し合いをしながら進めている様子を伺うことができました。

特に昨年から「時代の変化」という言葉を今まで以上に聞くようになりましたが、プロジェクトに関係者が一丸となって前向きに取り組む姿勢というの時代がどのように変わっても求められるものであり、その姿勢なしでのITはきっと無意味なものになったでしょう。ほぼ全ての協力業社とPlaceOnでのやりとりができるようになった小橋工務店ですが、成功の秘訣はPlaceOnが提供する機能ではないところにあると感じさせられました。

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